前回の作業で、アンダーカウルの割れた部分を裏側から補修することができました。今回は表面の処理と仕上げをやっていきたいと思います。
補修のコンセプトが「割れを直して傷を目立たなくする」だったので、裏側の処理や、表面の塗装はかなり手抜きでやっています。
裏側からのFRP補修はうまくいったと思う
硬化後も、かなりしっかりしていていい感じですね
まぁアンダーカウルはほっといても傷つくものだから、適当でいいんですよ
先に言い訳を漏らすのは格好わるいですよ
……
目次
硬化後、テープを剥がし、余計な部分を削る
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/割れの修正は完了2_R.jpg)
完全硬化するとかなり丈夫で、ビクともしません。FRPの補修後は裏側なので、はみ出した余分な部分を削る以上の処理はしません。
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/FRP削り取り2_R.jpg)
硬化後のFRPはかなり固いので、電動工具を使ったほうが早いです。
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/穴開け2_R.jpg)
FRP補修時に裏側から取付穴を埋めてしまったので、ドリルで開けなおします。
欠損している部分にパテを埋めていく
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/爪楊枝で押し込んでいく2_R.jpg)
パテは塗るというより、詰め込むイメージでぐいぐい奥に詰め込んでいきます。
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/パテ埋め完了2_R.jpg)
削れてなくなってしまった部分にはパテを盛り付けて、成型し直します。
硬化後、余分なパテを削り表面を仕上げる
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/パテ削り2_R.jpg)
はみ出した余分なパテを削り取っていきます。この時、削りすぎるとパテ盛りからやり直しになるので、少し慎重に削っていきます。
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/パテヤスリがけ2_R.jpg)
紙ヤスリで滑らかに仕上げていきます。
400番→800番→1000番で仕上げました。
塗装
今回は、再塗装はせず、タッチアップペン感覚で傷を目立たなくする程度にとどめておきます。まぁアンダーカウルなんで、それくらいでいいんです。
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/塗りスプレータッチアップペン2_R.jpg)
同じ色の塗料が残っていたので、スプレーから液を出して筆で塗っていきます。
塗料は沈殿しやすいので、混ぜながら使います。(こう書いているということは、分離して変な色になった、ということです泣)
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/筆塗り2_R.jpg)
筆塗りなので、垂れにだけは注意します。(こう書いてるということは、垂れた、ということです泣)
クリアー塗装と磨き
![](http://arituka.net/moto/wp-content/uploads/2020/05/仕上がり2_R-1.jpg)
仕上げのクリアー塗装も筆塗りでやりました。スプレーの重ね塗りよりも厚みを出せると考えたからです。
無事、光の具合によっては目立たなくなりました
よく見たら…あ、補修してあるんですね、くらいには目立ちます。
それでも、FRPの割れは完全に補修できたので、ブラブラしているよりは良いと思います。
まとめ
結論から言うと、割れに関してFRPの補修はそんなに難しくない(欠損による再成型はこれより大変だと思います)。塗装は別スキルってことでしょうか。今回のコンセプトが「割れを補修して、傷を目立たなくする」だったので及第点だとは思います。
まぁ、なんとかなってよかったよ
アンダーカウルを外したら予想外に飛び石の傷が多くて、きれいに補修することを諦めた、という話はしなくていいですか?
おつかれさまでしたー
プロではないので、結果に期待しすぎずに作業を楽しむというスタンスでやるのがいいと思います
以上。
【アンダーカウルのFRP補修に挑戦(後編・表面の仕上げ)】に関する記事でした。何かの参考になれば幸いです。良きバイクライフを!