暑さは気合いでは乗り切れません。便利グッズを活用して快適なツーリングを手に入れましょう。
目次
最近よく見かける腰掛け扇風機ですが…
ツーリングに使うには、実際どうなの?
と思われている方も多いと思われます。
出回っている物も、微妙に機能が違ったりと謎の多いこのグッズ。
今回は筆者が使ってみた、2台の腰掛け扇風機について書きたいと思います。
腰掛け扇風機については、国産品はほぼなく、ほとんどが中国製だと思います。
別に中国製だからどうというつもりはありませんが
事実として「この箱でフットサルでもしたの?」という状態の梱包で届きました。
まぁ、結果的には、箱がボコボコの方が中身はしっかりしていたのですが……。
1台目の悲劇
最初に購入したのは、こちらの少しコンパクトな方なのですが――
2日で壊れました!
初日だけ元気に回っていたのですが、2日目には弱弱弱くらいの回転しか、しなくなるという向こう見ずっぷり。
「お前がバテてどうすんねん」というツッコみとともに、販売者に交換を要求すると「弱ったそいつの動画送ってや」と言うので送ったら、「その商品もうないから送れんわ」という顛末。
結果、返金対応ということになりまして、現在、我が家で永久に眠っておられます。(そよ風の出るモバイルバッテリーとしては使える)
・モバイルバッテリーとして、USB出力できる
・ネットの書き込み通り、風は基盤の匂いがする
・風の出口の向きが調整できる
・スイッチが光る
・令和最新式
こちらが本命の令和最新式・改良版
・モバイルバッテリーとしての機能はない
・1台目のように、風から基盤の匂いはしない
・風の出口の向きが調整できない
・スイッチは光らない(弱中強のランプが光ります)
・クリップが金属製
・大型
・バッテリー残量0でなければ、充電しながら稼働できる
(0になると渦電充電モードになり、しばらく稼働できなくなる)
・令和最新式・改良版
上のまとめで書いたように、余計な機能がそぎ落とされて、洗練?されています。ちなみにお値段は少し高めです。
結論は”余計な機能はないほうが良い”ということになります。
シンプルイズベストですね。これで少しは、故障も回避できるのではないでしょうか。
いずれにせよ、防水機能はないので注意が必要です。
金属クリップの重要性
こちらのタイプはクリップが金属製になっています。
差し込むだけでなく、パチッと挟むことができるわけです。
実はこれが重要で、樹脂製のクリップだと、ジャケットの裾を挟むには不安が残ります。挟む力が弱い、折れる、などです。
ジャケットの裾は厚みがあるので、挟み切れずすぐに抜けてしまいます。
この問題は、ジャケットではなく、インナーを挟むことで回避できますが、使用方法の幅は狭まることになります。
風も直接、肌に当たるので冷却効果も期待できます。
ただ、背中が見えます。
金属のクリップ式は、自重を支えられるほどにしっかりと固定されます。
バイク用に使うならここが重要で――
ライディング中は、けっこう体を動かすので、クリップが簡単に外れてしまうと運転に集中できなくなり、危険が伴います。
それでも、走行中に落下したら事故の原因になりかねません。そう考えると、クリップが外れても落ちないように工夫する必要があると思います。
ライディングポジションに注意
車種によって、ライディングポジションは様々です。
スポーツタイプのように、きつい前傾姿勢の場合、クリップが外れてしまいジャケットとパンツの間で使うことができなくなってしまいます。この問題もインナーに装着することで回避できます。
携帯扇風機として、降りた後も活躍
この製品には、ストラップ用の穴が開いており、首掛け扇風機としても使うことができます。
バイクから降りても、夏は暑いので、携帯扇風機があると便利ですね。クリップ式なので、ハンドル周りにつけたり、お腹側に回したり工夫しだいで使用のバリエーションが広がります。
1台あって損はないグッズだということは断言できます。
使用感、作動音(動画)
強設定で本当に強い風が出ます。構造的に1点集中で風が出るので、背中から首にかけて風が通り抜け、冷却効果も期待できます。
作動音はけっこう大きく、小型の掃除機のような音がしますが、走行中はエンジン音にかき消されるので気になるほどではありません。
動画でも見て取れるように、振動もけっこうあります。とはいえ走行中は気にならないでしょう。
降りた後は、弱か中で使用するのが良いと思います。
以上。
”腰掛け扇風機”は夏のツーリングに使えるのか?に関する記事でした。バイクライフのお役に立てば幸いです。